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軽い気持ちでゲーマーの本を読んだら、まるでぶん殴られた気分になった『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』

『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)』

プロ・ゲーマーとはその名のとおりゲームを生業とする人種。
それもRMT(オンラインゲーム内の通貨などで稼ぐこと)と言った胡散臭いことではなく、大会などで勝利し、優勝していく人たち。企業からのスポンサードを受けて戦う人たちです。

ゲームが好きな人なら誰でも興味のある人種ではないでしょうか。

そんな興味本意な軽い気持ちで読み始めてみたのですが……
頭をぶん殴られるような衝撃を受けました。

結局、何事かをなす人というのは、圧倒的な努力をしているという。
そんな当たり前なことを知るわけだけど、
ゲーム=余興、遊び
という考えがあるので、「努力」ということを予期していなかったこともあり余計に衝撃を受けた気もします。

著者のゲームにかける思い、それは半端ではなく、勝負師の「哲学」にまで昇華されている感がありました。

ぬるい自分に喝を入れたい人、ちょっと最近マンネリな人、どうぞこの本にぶん殴られてみてはいかがでしょうか。


勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)


印象に残った文章を引用しておきます。

「勝ち続ける為に必要なことがなんなのか、そのためにしなければならない努力や姿勢はいかなるものなのか。強い意志を持ってそれを突き詰め、実践してきたことで築き上げてきた僕の自信は、それこそ100や200の敗北で揺らぐことなど決してない。」

「自分が勝つためには、とにかく必死に頑張るしかない。才能すらもなぎ倒していく圧倒的なまでの努力。」

「正解がどちらの方向にあるのか、迷う必要すらない。すべての方向を探り尽くすから、どこかで必ず正解が見つかるのだ。」

「普段は自分を変えず、守ってばかりいる人が、大きな岐路に立ったときに正しい決断力を発揮できるとは思えない。日々の小さな積み重ねこそが、いざというときに力を発揮するのだ。」